曳山は圧巻!唐津最大の行事「唐津くんち」

唐津くんちとは毎年11月2日・3日・4日に開催されている唐津最大の行事です。
くんちは供日とも書き、お祭りは収穫感謝の意が込められています。

唐津くんちは昭和33年に佐賀県重要有形民俗文化財、昭和55年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
海外でも広く紹介され、平成28年に曳山行事を含む「山・鉾・屋台行事」が、ユネスコ無形文化遺産に登録。

唐津くんちの開催期間中、見物を目的に観光客が約50万人も訪れる人気のお祭りです。
新型コロナウイルスの影響で、中止、観覧の自粛等ありましたが
今年はコロナ前と同じ規模で行われる予定です。

唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」の見どころ

唐津くんちは唐津神社の秋季例大祭で、唐津の晩秋を語るのに欠かせないお祭りです。
唐津くんちの見どころを紹介しますね。

14台の曳山

14台の曳山を紹介します。

・刀町の赤獅子
・中町の青獅子
・材木町の亀と浦島太郎
・呉服町の源義経の兜
・魚屋町の鯛
・大石町の鳳凰丸
・新町の飛龍
・本町の金獅子
・木綿町の武田信玄の兜
・平野町の上杉謙信の兜
・米屋町の酒呑童子と源頼光の兜
・京町の珠取獅子
・水主町の鯱
・江川町の七宝丸

曳山が唐津の城下町をまわる曳山行事が見どころのひとつです。
曳山のある町に住んでいる人は曳山をヤマと呼び、1年中ヤマのことが頭を離れないそうです。

佐賀を離れて暮らす人は毎年なんらかの理由をつけて会社を休み、唐津くんちの時期に帰省すると話します。

地元の商売人は商売より唐津くんち!といって、お店を閉めて参加する人がいるほどです。

それぞれの曳山の特徴は、こちらをご覧ください。
曳山

宵曳山(よいやま)

2023年11月2日(木)に開催される宵曳山。
唐津バスセンター近くの大手口から、刀町の赤獅子が1番に引き出されます。

出発点から6台東行し、各町の曳山と合流しながら、約2時間半かけてゆっくりと唐津市街をぐるりと1周。

ふるさと会館アルピノ・曳山展示場に到着。
漆塗や金銀などに彩色された曳山が、提灯の明かりに包まれて輝きを放ち、幻想的な美しさに魅了されるでしょう。

時間は1番曳山の赤獅子の通過時刻です。
14台の曳山すべてが通過するのに、約50分かかります。

宵曳山
開催日 2023年11月2日(木)
時間 19:30~22:00
出発場所 大手口

御旅所神幸(おたびしょしんこう)

早朝5時くらいに唐津神社にゆかりのある神田地区の青年が、雄獅子と雌獅子の獅子舞を奉納。

9時半を過ぎると唐津神社を出た曳山が、西の浜にある御旅所に向かって巡行します。
聞こえてくる「エンヤ、エンヤ」や「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声が勇ましいです。

街角で急カーブを曲るとき、曳山が左右に大きく揺れ動くのも見どころのひとつ。正午、御旅所で曳き込みを開始。

御旅所は砂地で車輪がめりこむ難所です。
躍動する動きに見物客の熱視線がくぎ付け!

曳山を曳き子が所定の位置に力強く曳きこむ姿は圧巻です。
重さ約2~3トンの曳山を曳く勇姿は、唐津くんちの最大の見せ場といえるでしょう。

御旅所神幸
開催日 2023年11月3日(金・祝)
時間 9:30~16:30
出発場所 1番曳山のみ神社を出発

翌日祭(よくじつさい)

最終日に行われるのが、町まわりと呼ばれる翌日祭です。
前日とほぼ同じコースの8kmをめぐります。

ときには走ったり、ゆったりペースで進んだり。
場所によっては、最終日らしく曳子の掛け声や観客の声援が一体化!
祭りのフィナーレを盛り上げ、曳山が曳山展示場に格納されたら、唐津くんちの終了です。

翌日祭
開催日 2023年11月4日(土)
時間 10:00~16:40頃格納
出発場所 米屋町通りから出発

豪華絢爛くんち料理

唐津くんちの名物といえば、豪華絢爛なくんち料理
日頃から付き合いがある親しい人達や親戚縁者に対して、ほとんどの家庭が豪華な料理とお酒でおもてなし♪

筆者も招いていただいたことがあるのですが、ウソでしょーというくらい料理が豪華過ぎてビックリしました。

お金を払わずに食べていいの……と躊躇しがちですが「遠慮せずどうぞ」とおおらかな笑顔で対応されたので、甘えてたらふくいただきましたよ。
記事を書いていたら、帰り際に大きなお菓子のお土産までいただいたことを思い出しました!

唐津くんちのおもてなし料理、ぜひ体感してもらいたいのですが、まず唐津に知り合いをつくることから始めましょう。

唐津くんちと一緒に楽しもう

唐津くんちと一緒に楽しむのにおすすめのスポットとお店を紹介します。

曳山展示場

以前は唐津神社のとなりにあった曳山展示場ですが、建て替えに伴って「唐津ふるさと会館アルピノ」の敷地内に移転されています。

唐津くんちを見逃した人は、14台の曳山が一堂に公開されている曳山展示場に足を運んでみるのもありです。

展示場詳細
住所 佐賀県唐津市新興町2881-1(ふるさと会館アルピノ旧多目的ホール)
営業時間 9:00~17:00 ※入館は16:40まで
店休日 11月3日・4日(唐津くんち巡行のため)、12月29日~12月31日
電話番号 0955-73-4361
料金 一般 310円
小・中学生 150円
未就学児無料
※団体割引20名以上で2割引
公式サイト 唐津市ホームページ

菓子舗 池田屋

直径3cmくらいのガム玉に色あざやかな飾りを付け、曳山を再現した曳山ガムを販売されている「菓子舗 池田屋」。

推しヤマを単品で購入したり、14台をセット買いしたり、唐津くんちのお土産におすすめです。
ちなみに食べるより飾るために買う人の方が多いそう。

公式インスタを見てみると温かみがありながらも精巧につくられており、クオリティの高い卓抜としたガムでビックリ!

確かに食べてしまうのがもったいないほどです。
お店は曳山コースの中町商店街にあり、イートインスペースがあります。

店舗詳細
住所 佐賀県唐津市中町1835-2
営業時間 10:00~21:00
店休日 1月1日
電話番号 0955-74-3753
駐車場 2,000円以上の購入で駐車券(30分)1枚進呈
公式Instagram 公式Instagram

唐津くんちに出かけよう

開催中、県内外から多くの見物客が訪れるほど賑わうお祭りです。
1番の見どころは曳山の引き込み!

また、唐津市内には広大なパノラマを楽しめる鏡山や唐津のシンボルである唐津城、日本三大朝市の呼子朝市、イカ型の遊覧船に乗って洞窟を探検できるマリンパル呼子、ハートのオブジェがある波戸岬など、魅力的な観光スポットやおいしい食べ物がいっぱい!

せっかく唐津くんちにお出かけするなら、一緒に唐津観光を楽しんでみませんか。
名物「イカの活きづくり」は必食です。

唐津くんち詳細
開催日 2023年11月2日(木)・3日(金・祝)・4日(土)
開催場所 唐津神社周辺
問い合わせ先 唐津市観光文化課 TEL 0955-72-9127
主催者 唐津市
公式サイト 唐津市ホームページ

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